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ドゥテルテ大統領、就任3回目の国政報告 を発表。麻薬撲滅運動に衰えは無しと明言。

フィリピンニュース

08/29/2018 | 投稿者:CEBUnaviSAKURA編集部

ドゥテルテ大統領は、2016年6月に大統領に就任してから3回目となる国政報告(State of the Nation Address, 以下SONA)を、7月にケソンシティにて発表しました。SONAはフィリピン大統領がその政治活動について、毎年7月の第4週に行われる両院合同会議で報告・発表をする演説です。
 大統領はまず過去2年を振り返り、幾多の逆境がありながらも、就任時に宣言した「国家への従事者としてフィリピン人の生活をより良くする」という想いは更に強くなったと発言しました。そして世界でも有名な麻薬撲滅運動については、「終結にはほど遠く、今でも街中に薬物が横行していると思うと寒気がする。今後も厳しく取り締まり、薬物で奪われる人命を救い、人権を守る」と高らかに宣言しました。
 また、大統領は政治家の収賄についても言及しました。「収賄は人々の生活を良くするための財源を吸い取って奪う、ヒルのようなもの」と表現し、「誠心誠意をもって働く政治家にとっての害悪」と述べ、厳しく非難しました。
国民の反応は様々で、「麻薬撲滅運動が継続されることは喜ばしい」と言う人もいれば、「過去の演説と内容が変わらなかったことを残念に思う」という人もいます。発言と行動の大胆さが目立つドゥテルテ大統領ですが、フィリピンの平和と発展を願っている事は確かなようです。

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