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国家食糧庁が米輸入のための公開競売 を延期、対して砂糖は20万トンの輸入へ

フィリピンニュース

06/25/2018 | 投稿者:CEBUnaviSAKURA編集部

6月に開催が予定されていた805,200トンの輸入米の公開競売が、国家食糧庁の判断で延期となりました。これにより、国内での米価格の上昇が想定されます。
 フィリピンは毎年1,500万トンもの米を産出する世界第8位の米生産国であるにもかかわらず、人口の過剰な増加や環境汚染、米農家の減少により米の流通が追い付かず、海外から大量の米を輸入しています。今回の競売延期は入札者の数が多く、その選定により長い時間をかける必要があるためです。新しい日程はまだ発表されていませんが、次の輸入米入荷予定は7~8月を予定されています。
 それとは逆に、砂糖は最大20万トンを輸入することが決定されました。国内での不足により価格が急騰したための対応策としてです。首都圏での砂糖小売り価格は6月の時点で年初から13%上昇しており、国内5年ぶりの高水準となりました。
 米と砂糖は両方ともフィリピン人の生活において大きな消費量を示すものであり、生産と輸入のバランス変化はフィリピンそのものの変化を示すと言ってもよいかもしれません。

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