Interview

vol.1 Jan.-Feb.2016

在フィリピン日本国大使館 在セブ領事事務所 参事官 兼 所長 2015年3月末よりセブ領事事務所、参事官兼所長に赴任。
平川 繁行

平川 繁行
  • セブと日本とは、 これからもよい関係であり続けます

    平川 繁行

    明けまして おめでとうございます。
    本年も、みなさまにとって、よい年となるよう心よりお祈り申し上げます。
    セブ領事事務所一同、みなさまのお役に立てますよう仕事に
    取り組んでまいります。今後ともご指導、ご鞭撻をお願いいたします。
    加えて、セブの生活情報誌「CEBU-navi SAKURA」の
    創刊号発刊、おめでとうございます。
    この雑誌が観光客のみなさま、留学生のみなさま、
    セブにお住まいのみなさまにとって有意義で充実した内容の
    情報誌となられることを期待しております。

  • 知日・親日のメトロ・セブ

    ここセブには知日、親日の方がたくさんいます。企業・政府関係者の方々は日本のことをよくご存知です。一般の方も概ね、日本人には親しみを抱いているといっても言い過ぎではないでしょう。セブは私たち日本人にとって居心地のよい場所なのかもしれません。日本を、そして日本人を大事にしてくれます。さらに、置き忘れた物を届けてくれる親切な現地人が多いのもセブの特長です。親切なことをして喜ばれると「うれしい」。これは国が違っても同じです。とはいえ、油断はいけません。日本人を好きでいてくださる人が多いからといって「安全」とは限らないのです。それはセブに限らず、世界のどこでも同じことだといえるでしょう。
     知日・親日の街、そして南国セブの雰囲気の中にいると、安全センサーがついつい「のんびり」モードになってしまう人もいます。残念ながら犯罪に巻き込まれるケースが多々あります。充分にお気をつけください。また日本人は人を疑うことができません。Noとは、はっきり言えません。現地の人から声をかけられたり、何かにチャレンジするときこそ「これは危険とつながることなのかもしれない」という警戒心を働かせてください。何かあればいつでも領事事務所までご連絡ください。

  • 広がり続ける日本との関係

    セブには現在、190社弱の日本企業が存在します。そのほとんどが製造業で、各社併せて数万人という雇用を生んでいます。また、セブ島のバランバンという町には日本系列の造船会社が数万人を雇用しています。セブにとって日本の存在は決して小さくはありません。多くの日本企業が「日本らしさ」を発揮することで、セブのみなさんの知日や親日につながっているのでしょう。
    今後ますます、セブの発展に日本が協力することとなると思いますが、大切なのは、日本を押し付けるのではなく、セブの人々が「どうしたいのか」について、しっかりと耳を傾けることです。そして課題・問題に対して、いくつかのアイデアを提示し、セブのみなさんご自身で決めていただくことが大切だと考えます。セブの方々が私たち日本を頼ってくださることは、とてもうれしいこと。今後も日本とセブとの強い関係が続いていくことを願ってやみません。

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